福に憑かれた男 喜多川泰
自分の人生に必要かどうかではなく、それを持っている他人を見て羨ましいと思い、同じものが欲しくなります。
つまり他人と比べて、たくさん持っていれば幸せな気がしているのです。
ところが、それを実際手にしたところで、周りを見渡すと、もっと多くのものを、もっと素晴らしく見えるものを手に入れた生活をしている人はいくらでもいます。
このように他人と比較して幸せを感じようとすると、いつまでたっても幸せを感じることはできないのです。
お金がなければ幸せになれないというのは間違っています。
なぜなら、豊かさとは「心の状態」ですから。
お金をたくさん持っている人の心の状態は、豊かさを感じやすいかもしれませんが、でも必ずしもお金をたくさん持っている人が必ず豊かさを感じることができるかというと、そういう訳ではありません。