自分なりの生き方を

がむしゃらに生きている時は、生きている証のようなものが欲しくなります。
地位や名誉などの無形のもの、いい暮らしなどの有形なもの、得るのも大変だし、維持していくのも大変というものを、懸命になって追い求めます。
私たちはより素晴らしく、より美しい生活を求めてきました。
そして、それが可能になることを望むことで、不満も生み出しました。
青い鳥が幸せを運んでくることを願い、それが叶わないと不満を感じます。
そしてまた、今持っているものを失いたくないと思うようになると、不安も増えてきます。

人の一生は必ず終わります。
だからモノを得たことは、それ自体何の救いになりません。
所有しているものは、すべてを失うことになるからです。
でも、ほんとうは、この虚無に誰もが気づています。
虚無感を大なり小なり持ちつつも、今を生きる素晴らしさにも気づいています。
生きていることの、そのかけがえのなさも痛感しているのです。
かけがえのない人生だから、自分が信じられる生き方を模索したいと思うのです。
その答えは、本の中にあります。

肩の力を抜く時は「手を開く」ことで副交感神経が上がります。
笑いは、副交感神経を上げてくれます。
無理に微笑んでも効果があります。
怒りは交感神経を過敏にし、血液はドロドロになります。
ゆっくり話したり、ゆっくり動くと、呼吸がゆっくりになります。
「お先にどうぞ」は魔法の言葉。心に余裕をもたらします。