自分が頑張った分しか幸せになれない

わたしの落書帳から

生まれたばかりの赤ちゃんを見てごらん。
目を閉じ、両手を握り締め、全身を震わせながら、大きな声で泣いている。
この子は、まだ何も経験していない。
ただ泣いて、寝るだけ。
可愛いと思う反面、この子はこれからいろいろなことを経験することによって、自分でどんな人生だって歩んでいけるのだろうと想像できる。
そして、この子には無限の可能性があるということを強く感じることができる。

ところが、こと、大人になった自分のことを考えると、そうは思えないのはなぜだろう。
大人になった自分だって、無限の可能性があるはずなのに。
今までの経験上、「あれはだめ、これもだめ」と、勝手に自分にレッテルを貼ってしまった結果かもしれない。
それは、おかしくないだろうか。

人間には限られた時間しか与えられていない。
本当はやりたいことがあるのに、日常の忙しさを隠れ蓑にしてやり過ごすことは簡単かもしれないが・・・。
自分が息を引き取る直前に、「ああ、いい人生だった・・・」と思えるなら、それでいいのだけれど。
もし、少しでも後悔の念が残るかなと思うのなら、今すぐ、真剣に生き方を考えるべきなのだろう。

結局、どう生きようとも自分ががんばった分しか、人は幸せになることができないのだから。