自分が若いと思っているうちは若いのだ

いい言葉がいい人生をつくる 斎藤茂太

老齢は山登りに似ている。
登れば登るほど息切れするが、視野はますます広くなる。

日本はなぜか、若いことが異常なほど高く評価される。
もちろん若さはフレッシュ、エネルギッシュと評価すべき点も多いが、未熟だったり経験不足だったりと、まだまだ足らぬ点も少なくないはずだ。

不思議なのは、これだけ若さを求める風潮にありながら、若い人ほど「もう若くないから」といったりする。
20歳を過ぎたら、もうおばさんと言ってみたり、30歳過ぎたらもう転職はきかないと、自分で自分に定年制を敷いてしまったりするのはいかがなものか。

私は、自分が若いと思っている間は若いと定義している。
ゆえに言うまでもなく、私はまだまだ若い。