脳の仕組み

勉強したり訓練することで、私たちの脳は変化します。
神経の突起が伸び、枝分かれが増え、遠くにある脳細部と連絡がつくようになるからです。
脳細胞は70歳を過ぎても増えます。
脳細胞を増やすための刺激は、運動、勉強、訓練です。

本を読んで元気になりたい、何かに感動して自分も意味ある人生を送りたいと思うと、脳の五感をつかさどる部位から刺激が送られ、行動や反応をもとに、より適切なものにしようとします。
脳の活動原理として、いつも使っている連絡を強化し、使わなくなった連絡は切り捨てていきます。
たとえば本を読んで喜びを感じれば、脳の喜びを感じる部位への神経の繋がりは強固になり、少しの刺激でも楽しい思いを持つことができるようになるのです。
また心を刺激して、やる気を起こさせるような本を読めば、セロトニン(精神を安定させ、不安を抑える神経伝達物質)を多く出させ、心は希望に満ち、夢にあふれるようになります。

さらに大事なことは、明るい思いが続くと、暗い考えを出させる活動が低下するということです。

こうして脳は、自分がどのように感じ、どのように考えるかにより、変わっていくのです。
私たちは毎日脳をつくり変えています。
脳を明るく感ずるように変えるか、暗く感ずるように変えるかは自分次第なのです。