育児という戦い

私の反省すべき一番大きなできことは「育児」に関してです。
私の若いころの口癖は「仕事は大変なんだから、休日位息抜きが必要なんだ」でした。
あるとき、疲れ切った妻からこう言われました。
「あなたは仕事は大変なんだ!!と言うけれど、仕事なんて1日8時間、週休2日でしょう。子育ては、24時間365日ずっと戦いなの。私には休息時間は無いのよ・・」と泣かれました。

育児は戦いだと考えると、夫婦は共に戦う同士です。
妻が疲れていては、育児という戦いに打ち勝つことはできません。
まず男性がやるべきことは、戦いに参加するためのスキルを身につけることです。
粉ミルクや離乳食の作り方、おむつの替え方(おしっこはできるけどウンチはムリでは失格です)は必修です。
赤ちゃんが泣きだす2大理由は「おむつが汚れて気持ちが悪い」ことと「お腹がすいた」です。

この最低限のスキルを身につけたら、男性は休日に一人で数時間子守をして、妻を育児から解放してあげる時間を作ってあげましょう。
ここで大切なことは、約束の時間になるまでは妻の助けを求めないで、一人で子守をやり遂げることです。

二人とも疲れてしまっては育児という戦いにまともに戦うことはできません。
野営では交代で見張りをして、他の兵士たちは休息を取るのが当たり前です。
これが育児を戦い抜く戦略です。

これを放棄してきた私は、当然ながら妻から「見放されて」しまいました。
ああ、老後は真っ暗です。