老後を真剣に

定年退職後の男性にうつ病が多いと前にも書きましたが、それは老後の楽しみを実行に移してみても、想像したほど楽しくなかったり飽きてしまうからだと言われています。

なぜ楽しくなかったり飽きてしまうのか。それは、それをやりたい時(旬のとき)に我慢をして、老後に楽しみを回したからでしょう。

読書にしても映画鑑賞にしても見たい時が旬であり、年老いてからそれらを体験しても若い時の自分と感覚がずれ、感情移入ができないのだと思います。

またゴルフや麻雀が趣味の人も、定年後はメンツを揃えるのが難しくなります。それで段々興味が薄れていきます。

定年後の男性の趣味の条件としては、オタク性の心を探求するもの、日常的に楽しめて長く続けられるもの、一人で遊べることが重要です。

そのためには、50歳を過ぎたら定年後に自分は何をして老後を過ごしていくのか、真剣に目星をつけておく必要があるのではないでしょうか。

決して奥さんを当てにしてはいけません。旅行にしても買い物にしても奥様は夫と一緒に行動したいという人は少ないですから。一人で楽しめて尚且つ有意義なことを今のうちから探しておきましょう。

私は「人生は死ぬまでの暇つぶし」と思っていますから、仕事を一生続けるつもりです。仕事は趣味みたいなものですので、お客さんの喜ぶ顔を拝見できたときが最高ですね。