老化現象を抑えるには

筋肉は確かに年齢と共に衰えますが、再生もします。
筋細胞が自然に増殖して不足分を補充し、筋肉を再生します。
運動は筋肉再生の1つの方法です。
筋細胞を増殖させるには、肝細胞を新しい筋細胞に育てる必要があります。
幹細胞というのは、木の幹のようなもので、ここから周りの環境によって、どんな花や枝にも育てていくのです。
筋肉の再生にはオキシトシンというホルモンが必要ということが分かっています。
オキシトシンは人に親切にした時や愛情をもってハグした時に多く分泌されます。

迷走神経も老化を遅らせる上でとても重要な役割を果たしているそうです。
迷走神経は体内の複雑に広がっている脳神経のことです。
迷走神経が活性化していると、身体の休息・消化・再生モードが維持されるそうです。
迷走神経は同情と思いやりの気持ちを最も感じた人たちの活動度が、一番高いと分かっています。
親切と思いやりを実践することは、迷走神経をジムで鍛えているようなものなのです。

瞑想する人は、我が子を愛するような慈しみの気持ちで、愛する人のことを願います。
「心穏やかに、ゆったりと、幸せに過ごせますように」というようにです。
瞑想で愛情や思いやり、親切な思いを感じられるようになると、迷走神経の活動は高まり、その結果、老化現象は抑えられることになります。