私たちは稀有な存在

私たちは、この世でもっとも稀な存在です。
現代のような過度の競争社会では、つい他人と比べてしまい、自分を価値のない人間か、機械の1部品のように思ってしまうことがあります。
でも、思い出してください。
私たちが誕生するとき私たちは、精子の競争仲間約2億個と、熾烈な戦いに勝ってきた唯一の人間だということを。
私たちはとても稀有な存在なのです。

ただ幸運は向こうから勝手に来てくれません。
努力はほどほどで、幸運をじっと待っている消極的な人生では面白くありません。
よくシンクロニシティという言葉を聞きます。
心に浮かぶ事象と現実の出来事が一致することです。
一生懸命ものごとに取り組んでいると、思いがけない不思議なことが起きることがあります。
例えば、どうしても話しをしたい顧客のことを思っていると「向こうから電話がかかってきた」というようなことです。

日常起きる様々な出来事を、神様と将棋をしていると考えてみます。
神様は「受験に落ちる」「大事な人が亡くなる」「会社をクビになる」など、難しい一手を指してきます。
それに対して、こちらも次のよい一手を考えて指します。
「神様、これでどうだ。参ったか」というような具合です。

挫けなければ、最後に勝つのは私たちです。
なぜなら、神様は人間が勝てない手は指さないからです。