幸せを引き寄せるゆるしの法則 ジャンボルスキー
愛に生きるということは、永遠の楽天主義になることです。
楽天主義の定義は、「彼らは雲を見ない。なぜなら彼らは雲の上を歩いているのだから」というものです。
愛に生きるということは、シンプルに生きる自由のことです。
それは、人生を有りのままに生きることの強さの証明です。
１９８２年に息子と私は、インドで光栄にもマザーテレサと一緒に旅をし、しばらく共に過ごすことができました。
息子がマザーに聞きました。
「人々に奉仕し、助けるために、人が持たなければならないもっとも重要な資質は何ですか？」
彼女はただちにこう答えました。
「謙遜と柔和です」
マザーテレサはまた、８人の子どもを持つあるインド人の婦人について、愛と感謝の話しをしてくれました。
８人の子どもを持つ彼女たちが、飢えて死にかけているという話しを聞いたマザーテレサは、１鉢の食事を持ってその家に行きました。
８人の子を持つ母親は、感謝の言葉のあとで食べ物を半分に分けると、それを持って突然外に行ってしまいました。
しばらくして戻ってきた彼女にマザーテレサが、あと半分の食べ物をどうしたのか聞くと、その婦人は答えました。
「となりにもう一人、８人の飢えた子どものいる母親がいます。愛の贈り物によって祝福されている私の家族が感じることができるのは、あなたがくださった食べ物を分かち合うことによるものです」
限りない愛を与える瞬間、私たちは、からだの持つ自我の感覚から解放されるのです。