瞑想とは

瞑想の方法についてお話しします。できれば朝とか夜とか静かな時間を作って行います。

まず目を閉じて深呼吸を3回します。息をゆっくり5~6秒かけて吸い、10~12秒かけて息を吐くことに意識を集中します。これを何回か繰り返していくと、頭がすっきりして気持ちが落ち着いてきます。

気持ちが落ち着いて気持ちよくなったら「何も考えないように」と自分に言い聞かせながら、思考を止める練習をします。
でも実際は、10秒もしないうちに腦は遊び始めます。「お昼ごはん、何にしようか?」「昨日、あの子とけんかしちゃったよ、もう、どうしようか?」「ああ、あの上司がいると気が滅入るなあ・・」などなど、脳は勝手におしゃべりを始めます。

自分の思考がテレビだとすると、テレビのリモコンは自分の手にはありません。脳が勝手にリモコンを操作して番組を変えていくのが分かります。自分の意志とは関係なく、脳はいろいろなことをテレビに映し出します。

そうなんです。自分が自分自身で思考を制御していると思っていましたが、実は自分の意志は思考に反映されていないのです。

そこで、脳の勝手なおしゃべりを数秒でも止めて、思考を自分に取り戻すためのトレーニングが瞑想なのです。