相手に注意を向けて親切心を

二人の関係が長続きするかどうかを調べる方法があるといいます。
それは、二人の間でネガティブな言動1回に対して、ポジティブな言動が5回あると、二人の関係は長続きする可能性が高いというものです。
ポジティブな言動には「親切」「愛情」「支える」「話しを聞く」のような要素があり、ネガティブな言動には「軽蔑」「敵意」「怒り」「自己中心」「無関心」のような要素が挙げられます。

新婚夫婦の調査で「これ、ちょっと見て!」というようなことを言って、相手の気を引く行動に注目した結果があります。
これは相手の気を引くというよりも、ただ単に相手と繋がりたいと思っている行動で、注目すべきは相手がこれをどう認識し、応えるかということです。
相手からの呼びかけに対する対応は2つでした。
1つは「相手に顔を向ける」で、もう1つは「相手の顔を見ないか、顔を背ける」のいずれかだったといいます。
「相手の顔を見る」とは相手に注意を向けることであり、そこには親切心が存在します。
「相手の顔を見ない、背ける」とは、生半可に「ふ~ん、そうなの」などと言いながら、スマホやテレビに気を取られているか、軽蔑や敵意をこめて応えることを意味します。

その後の調査で、6年後も結婚生活が続いていたカップルは前者で87%、顔を背けていたカップルでは33%がすでに分かれていたといいます。