目標と目的の違い

「目標」とは、行動が目指している最終的な結果であり数値的なものです。
それに対して「目的」とは、行為において目指すものであり数値的なものではありません。
「目標」は理屈脳が考えだしますが、数値的な目標ですと「達成感」という一時的な自己満足はできますが、やがて面白みを失います。
「目的があれば、面白きこともなき世の中を面白く生きられる」と言ったのが、江戸幕府を倒して新生日本をつくるという目的に命をかけた高杉晋作の言葉です。
「目標」は他人から与えられることもありますが、「目的」は自分で決めるしかありません。

数値目標やノルマが味気ないのも当然で、これらは「~しよう」ではなく「~しなければならない」というものであり、そこにはストレスがつきまといますので、なかなかプラス思考になれませんし仕事も楽しくありません。

「人生の目的」は、あるとかないとかという問題ではなく、それを感じられるか感じられないかという問題です。
「人生の目的」は「自分以外の人の幸せを考えている」時に、ふと思いつくものかもしれません。