目の前のやるべきことを感謝してやること

人生を楽しむための法則 小林正観

「ほんとうの自分探しをしていますが、ほんとうの自分が見つからないんです」という人に出会うことがあります。
でも、今そうやって気に入らない自分というのを認識しているのが、ほんとうの自分です。
もっとすごい自分がどこかにいるわけではありません。
「私はこんなところで、つまらない生き方をしている立場ではない。もっとすごい役割や使命があるはずだ」と思って、家事や仕事を全部手を抜いてイヤイヤやっているとします。

もし神様がいて、上からその様子を見ていたら「その人が、やるべきことをやっていないのならば、この人にすごい仕事を与えても、どうせやらないのではないか!」と思うことでしょう。

今やるべきことが目の前にあるならば、それを手を抜かずに感謝してやることで、初めてきちんとした次の仕事や役割が与えられるのではないでしょうか。