白人の絶望死

アメリカの白人の中年の死亡率が、同年代のスウェーデン人の2倍となったそうです。自殺や薬物中毒、アルコール中毒が原因だそうです。

その原因は所得の低下と裏腹の関係にあるかもしれないと推測されます。黒人とヒスパニック(中南米系)の人たちも所得は同様に推移しているものの、絶望死の数は白人よりかなり少ないといいます。

ではなぜ白人が最も強く影響を受けるのでしょうか。それは白人の望みが高く叶わなかったときの失望がその分大きいからだと考えられています。

黒人やヒスパニックの人たちも、経済環境は白人よりも厳しいですが、そもそも彼らは最初の期待値が白人よりも低かった可能性があります。
さらに彼らは、人種差別の改善に希望を感じているという報道もあります。

やはり絶望を減らすには「人生に高望みをしない」ことなのかもしれません。

「小欲知足」の精神でしょうか。