日本人の死に時より 医師の書
病院に行かなければ、時間が無駄になりません。
病院に行けば安心というのは幻想で、実際はそこから不安が始まります。
もちろん、病院に行かずにいることへの不安もあるでしょう。
病院に行けば、専門的な治療が受けられると思えば、早く行きたくなるのは当然です。
でも考えてみてください。
多くの医師がガンで亡くなり、脳梗塞で倒れ、認知症になっています。
医師は、自分で自分の病気を治療も予防もできなくて、どうして他人の病気を治せるのでしょうか。
まず、病院に過大な期待を持たないことです。
治らない病気の治療に、いつまでも拘泥するのはよくありません。
良くなるものなら、大抵１か月から３カ月で効果は現れます。
それでよくならないなら、さっさと見切りをつけるべきです。
無理な治療にしがみついていたら、苦しい状態から抜け出せなくなるからです。