男性とは弱い生き物?

10億年前生物の性は単一で、すべてメスだったそうです。メスだけで子孫を作っていく単為生殖は効率はいいですが、親と同じ遺伝子が子に引き継がれていくため、親とは違う新しい形質をもった個体を生み出せないという欠点がありました。

そこで生命は両性生殖という方法を生み出しました。母のXX性染色体と父のXY性染色体が交わって、母のX染色体と父のY染色体をもらうとオスが誕生します。

現在X染色体の遺伝子は1、098あるのに対し、Y染色体は約78しかありません。一説にはあと500万年も経つとY染色体はなくなり、男性はいなくなるといわれています。

原始時代なら男性は狩猟で獲物と日々戦い、農耕が始まってからは農作業で男の腕力が役に立ちました。ところが、工業化が進み腕力が不要のデスクワークやサービス業が仕事の主体となった現代では、男性のいる意味が薄れてきています。

残念ながら男性は弱い生き物なのだと認め、無理に頑張りすぎず気楽に生きていってもいいのだと悟れば、少しは気分が楽になるかもしれませんね。