母親がガンで危篤状態のとき、子供が意を決して叫びました。
「お母さん、産んでくれてありがとう・・」
そうしたら、苦しそうな息をしながら「こっちこそ、ありがとうよ。いい子に恵まれたもんだ・・」と言って微笑みながら息を引取ったそうです。
お嫁さんが寝たきりの姑さんに言いました。
「おばあちゃん、良い息子さんを産んでくれて、そして私にくださってありがとう」
そうしたら、息も絶え絶えのおばあちゃんの顔がぱあっと明るくなって「あ～～」って叫んだそうです。
問題の多いお父さんでケンカばかりしていたけど、危篤になったとき長男が言いました。
「お父さん、いろいろ苦労があって大変だったのに、育ててくれてありがとう」と言えたそうです。
その後、心の中のドロドロしたものが全部消えて、キラキラした光に包まれた気がしたと長男は述懐していました。
死ぬ間際に「幸せな人生だったな・・・」と思えるのが、最高の人生だと思います。