生きる意味とは

私は3歳くらいから記憶が残っています。
もちろん、自分からこの世に生まれたいと望んで生まれてきたわけではありません。
物心がつくと、周りから「正章」「まあちゃん」と呼ばれ、いつの間にか「自分」というものを意識するようになって今日に至っているわけです。

釈迦は
「生きること自体に意味などありません」
「自分の存在には確かな根拠はありません。記憶は毎日作り直されている不確かなものです。」
「人の存在には確固たる根拠はありません。人は自分の記憶と他人が自分を認めてくれているという承認だけの存在です。」
と言っています。

人は自分が望んだわけでもないのに生まれてきて、根拠のない人生を生きていかなければならない、人生そのものが「苦」なのだよということです。

なので「意味のある人生」や「有意義な人生」を送らなければいけないというように肩ひじを張って頑張らなくてもいいんだよ、と訴えているのです。

これを読んで気持ちが楽になった私は「どうせ生きていくのなら、少しだけ人に喜んでもらえることをしよう」と思いました。
 人に喜んでもらえると、その分だけうれしくなるからです。