生きる意味とは

成功したいという欲求は、満たされ続ければ飽きてしまうし、いつまでも満たされなければ努力するのが馬鹿らしくなります。
また成功したいという欲求は、何が何でも「勝ちたいという欲求」ですからストレスが溜まります。
また、常に闘い続けているので、愛情や思いやり、やさしさ、家庭、精神的な成長など「人間的な成長」を犠牲にしなければならないことが多いかもしれません。
人間的成長を犠牲にしていれば、だんだん孤独になり、淋しくなり、心に穴が空いてくるのは必然で「私の人生、これでいいのだろうか?」という疑問が沸いてくることになります。
成功したという欲求は、成功できずにいる「自分本来の価値」を見失わせます。
生きることにどんな意義があるのか、頑張って努力することに何の意味があるのか、これが分からなくなると「燃え尽きる」要因になります。

ではどうしたらよいのでしょう。
多分、いくら頭の中で「生きる意味」を考えても答えは出てこないでしょう。
河原に落ちている石ころには、そもそも意味はありません。
でも大きな石を漬物石にしたり、石を武器に鳥を落とすための道具にしようとすれば、石にも意味が出てきます。
つまり何かに使うことによって、どんなものにも意味が宿ります。
私の人生を「何のために」使うのか、という発想をすれば、そこに意味が生じてくるのではないでしょうか。