生きるって?

人類は700万年前にアフリカで誕生したそうです。
そこから、誕生と絶滅を繰り返しながら人類は成長してきました。
白人も黄色人種も黒人も、元は全員アフリカ人だったわけです。
肌の色、言葉、宗教、文化といった個性が少し違うだけで、人類はみんな一緒なのです。

物質は何からできているかといえば「原子」です。
「原子」は、電子・陽子・中性子からつくられています。
すべてのものは、この3種類の粒子を複雑に組み合わせてできています。
ゆえに、あなたもわたしも、すべての「素材」は一緒です。
ということは、「あなたはわたしであり、わたしはあなたであり、わたしもなければ、あなたもない」ということになります。
わたしは、ありませんから、当然わたしのモノもないわけです。
そもそも「わたし」に「執着」すること自体が誤りとなります。

こう考えていくと「生きるってどういうこと?」という疑問にぶつかります。
多分、答えはありません。
わたしが誕生したのも、奇跡的な偶然がかさなった結果です。
わたしたちの先祖がいたから、わたしが誕生したわけですから、わたしが「生きている間は一生懸命に生きて」、わたしの生命を次世代にバトンタッチしていくことが「生きる」ということになります。

バトンが途切れないようにするには「愛するものを増やして、あらゆる生命を大切にしていく」ことが大切になります。
もしかしたら、これが「生きる意味」なのかもしれません。