生きがい

生きがい探しをしたくなるのは、現状に不満や不安があるときです。
不満や不安がないときには、普通「生きがいとは何か?」などと考えたりしません。
「せっかく生まれてきたのだから、意味のある人生を生きたい!」と考えるのです。
でも現実は、たまたまこの世に生まれて、今を淡々と生きているだけなのです。
生き甲斐がなくても、人間は生きていけるのです。

そうはいっても、「社会とかかわりながら充実した毎日を送りたいのです」という人は多いです。
「誰かの役に立っている実感がほしいのです」といいます。
では、「具体的に誰の役に立ちたいのですか?」と聞くと、「う~ん?分からない」となってしまうのです。

現実的には、大切にしなければならないのは、縁の深い人や身近にいる人です。
もっと簡単に言えば、目の前にいる人に「微笑む」だけでもいいのではないでしょうか。

その、ほっこりとしたやさしさが、目の前にいる人に「やすらぎ」と「安心感」を与えているのです。