燃えるような情熱は成功のもと

経営について学びたければ、成功している経営者から学ぶのが一番です。
お金について学びたければ、お金持ちから学ぶのが分かりやすいです。
自分よりはるかに成功している人たちの前では、委縮して何も聞けないと思っていませんか。
現実には、成功を収めた人いうのは、自分の成功物語に関心を持ってもらいたがっています。
自分がどのように頑張ってきたか、どういう工夫をして、どういう知恵を出してきたか、というビジネスの秘訣を披露したいと思っています。
そういう方から話を聞くということは「自分にとって勉強」になりますし、相手の方も「自分が必要とされている」という存在感を感じられるようです。
私のお客さまは経営者の方が多いですが、どなたも自分の話しを喜んでしてくれます。

何にでも熱い情熱を傾けられれば、成功は自然についてきます。
この上ない情熱を持って取り組めば、成功しない方が難しいと思います。
私は31歳の時に郵便局の保険の営業を始めました。
見知らぬお宅のチャイムを押すのが怖くて仕方ありませんでした。
そんな時、研修所の講師から紹介されたのが「フランクベドガー」という人が書いた「私はどうして外交販売に成功したか」という本です。
ベドガーは、元は大リーガーで活躍していたのですが、ある時突然クビを言い渡されます。
その理由は「ノロマ」だからというものでした。
それからベドガーは、いろいろな職に就きますが、収入は以前の七分の一になってしまったのです。

そんなある日、知り合いから「もう一度野球をやってみないか」と誘われます。
それを聞いたベドガーは、「もう二度とノロマなんて言わせない」と誓います。
大好きな野球を又できる喜びで胸が一杯になりました。
練習の時も相手が取れないくらいのスピードでボールを回したり、打った時も、守っている時も、どんな時にも全力で走りました。
球場が40℃の暑さでも、体調は絶好調だったといいます。
ベドガーの素晴らしいプレーの評判は広がり、あっという間に収入は以前の7倍にもなりました。

この本を読んで感化された私は、翌月には売り上げが一挙に3倍になりました。
営業の怖さより、営業の面白さ、楽しさが勝ったのです。
皆さんも、騙されたと思って、読んでみてください。

この本を読んで、情熱が沸かないとしたら「う~~ん?」です。