永 六輔

永 六輔さんの詩を見ていたら「いいなあ」と思う詩があったので紹介します。

生きているということは 誰かに借りをつくること
生きていくということは その借りをかえしていくこと
誰かに借りたら 誰かに返そう
誰かにそうして貰ったように 誰かにそうしてあげよう

生きているということは 誰かと手をつなぐこと
つないだ手のぬくもりを 忘れないでいること
めぐり逢い 愛しあい やがて別れの日
その時に 悔やまないように 今日を 明日を 生きよう
人は一人では生きていけない 誰も一人では生きていけない