母への手紙

世界一短い手紙より

44歳女性
お母さん、もういいよ。
病院から、お父さん連れて帰ろう。
二人とも死んだら、いやや。

父は、もう助かりません。
看病疲れで母が倒れそうです。
娘として、もう見ていられません。
父と母、どちらが大事なんて答えは出ないけれど、「もういいよ」と言いたくなりました。

 

9歳女性

お母さん、私大きくなったら家にいる。
「お帰り」と言って、子どもと遊んでやるんだよ。

私のお母さんは、小学校の先生です。毎日帰りが遅く、夜もいつも学校の仕事をしています。
休みの日も、いつも忙しそうです。
私は、いつも淋しいです。