残酷な母性

夫のトリセツより

女性脳の生殖戦略は意外に残酷です。
動物は、異性の見た目、声、匂いなどから、遺伝子の有様を見抜きます。
そうしてこの人は免疫力が高いか、遺伝子相性のいい相手に惚れて、遺伝子をゲットしようとします。
哺乳類のメスの場合、身ごもって産み、育てるのは時間がかかるので、相手を厳選して発情するのです。
これが恋の正体です。

妊娠して無事出産すれば、相手への執着は強くなります。
夫は妻の恋の相手から、資源を提供すべき人に変わるのです。
女性は子供を無事育て上げるためには、搾取すべき相手からは徹底的に搾取します。

子を持った妻は、子どもには徹底的にやさしいが、夫には厳しいです。
これこそが、本当の母性本能です。
母性とは、子供を育てぬくための生き残り戦略ですから、当然大人の男性に対しては、苛立ち、厳しくなるのです。

夫の後頭部のぴょこんとした寝癖が可愛いと思っていたのに、「なんで、きちんとできないの?この人は!!」と腹が立ってきます。
「やさしい」が「優柔不断」な人に、「頼もしい」が「自分勝手」に変わる時がきます。
そして、夫に興味が無くなっていくのです。
恋は永遠ではありません。