残りの人生を考える

人は死ぬときに何を後悔するのより

人は死に直面しても、人格や考え方が変わることなく、急に信仰心が湧いたり、哲学的思考力が強くなったり、善人になったりすることはありません。
自立心の強い人は死ぬときも動揺が少なく、世の潮流に流されながら他人や社会への依存心が強い人は、死に向かうときに不安や動揺が顕著になる傾向があります。
お金一筋に生きてきた人の中には、死を前にしても「個室料」を気にする人がいます。

人は、死に纏わりつかれながら生きている不安定な存在で、50代になったら「あと5年、10年しか生きられないとしたら、どうするか?」と、折に触れて真面目に考えてみるのが、よい人生を送るためには必要だと思います。