条件付きの愛

幸せを引き寄せるゆるしの法則 ジャンボルスキー

エゴの考え方がもっともはっきりするのが、とくに親密な人間関係においてです。
「私の中には何か足りないものがある。それは、誰かから与えられるものであり、もしそれが得られなかったら、私は満たされず不幸せだろう」
このような人間関係は、罪の意識と信頼の欠如の上に成り立っています。

私たちの人生で愛と呼ばれるものは、条件付きの愛が多いのです。
その根底にあるのが欠乏です。
その特徴的な言葉は「もし・・・」です。

もし、あなたがそうしてくれたら愛しましょう。
もし、私の望むように振舞ってくれたら・・・
もし、私の望むようなあなたになってくれたら・・・
もし、学校でいい成績をとってくれたら・・・
際限のない「もし」の連続です。

もし誰かが、望むものを与えてくれたら、変わってくれたら、幸せを感じ、与えてくれなかったり、変わらなかったら不満に思うということです。
それが溜まってくると怒りや憎しみに変わります。
条件付きの愛に基づく人間関係は、愛と憎しみの関係なのです。