旅立ちのために

いつでも死ねる 帯津良一

家内が亡くなり、子どもは別の所に住んでいますので、私は、もっか気ままに一人暮らしをしています。
1人暮らしになると、体力も気力も落ちて、元気がなくなってしまう人がいます。
しかし、人間というものは。もともと悲しくて寂しい存在です。
あっちの世界へは、たった一人で旅立っていかなければなりません。
一人で暮らすというのは、本来の形に戻っただけで、あっちの世界へ旅立つための予行演習と思えばいいのではないでしょうか。