新しい生き方

わたしの落書帳から

あきらめると「今まで自分は何をやって来たんだ。まだ成果を上げていないじゃないか」という気持ちになる。
何か成果を残せるまで、あきらめてはいけないと思ってしまう。
すべてが無に帰してしまうのが怖いのである。

しかし、失敗であれ、挫折であれ、どのような経験も貴重であり、いい勉強になったことは事実だ。
それを認めてあげて、あきらめなければならないことは、すんなりとあきらめて、また新しい目標に向かって歩み始めた方が賢明だと思うようになった。

今までは、自分の成績にこだわっていた。
誰にも負けたくないという気持ちが強かったからだ。
でもそれは、お客さまをないがしろにすることでもあったかもしれない。
それが仕事をつまらなくさせていた原因であったことに気づいた。
少しずつだったけれど、成績にこだわるのをやめて、お客さまに喜んでもらえる仕事に徹しようと思うようになってから、仕事が楽しくなってきた。
今では、お客さまから頼られていると感じることが多くなり、雑用でも「ちょっと来て」と言われることの喜びを味わっている。