人生は非常事態だ、と言わんばかりに競争するのはなぜでしょう。
穏やかで優しい人は、大きな目標に向かって努力しなくなるのではないか、無気力で怠惰になるのではないか、という不安の所為でしょうか。
自分がどのような仕事をしていようと、自分の幸せと愛する人たちの幸せが、何より重要だという原点を忘れてはいけません。
私がいなくなっても、私の仕事は誰かが引き継いでくれるでしょう。
不安をなだめる最善策は、今、この時に集中することです。
過去を振り返り、「人生の苦難をたくさん想像したけれど、実際に起きたのはほんの少しだった」という事実を確認しましょう。
最高に幸せそうな人にも、不幸せなときも、憂鬱なときも、悩みや不安を抱えています。
なぜなら、人間は感性の賜物だからです。
でも幸せな人は、否定的な気分のときは一過性だと考え、やがて消えていくことを知っています。
気分のいいときは、感謝の気持ちで満たされています。