恋は盲目

男性の思いの一つに「妻は付き合っていたころはやさしかったのに、結婚して子供ができたら変わってしまった」ということがあります。
「家族のために身を粉にして働いているのに、妻は自分の努力を認めてくれないばかりか、相手にもしてくれなくなってしまった」と嘆いている人も多いのではないでしょうか。

でも専門家に話しを聞くと、女性は結婚当初から全く変わっていないのだといいます。
何年か経って「容姿」が変わったとしても、女性の気持ちは「乙女のまま」だと思った方がいいのだそうです。
女性の基本は「わがまま」で、割と「計算高い」目もあります。
なぜ男性はそこに気がつかずに結婚してしまったのでしょうか。

人は恋に落ちると、脳内に「興奮性」の脳内神経伝達物質(フェニルエチルアミン)が分泌されます。
「フェニルエチルアミン」が多量に分泌されると、激しく高揚して「相手」のことを思ってドキドキします。
まさにこの物質は「恋は盲目」状態にしてくれます。
それゆえ彼女の「わがままさえも愛おしく」感じさせてくれていたのです。
「フェニルエチルアミン」は、同じく興奮性の神経伝達物質である「ドーパミン」の分泌も誘発します。
「ドーパミン」は脳内麻薬のようなものですから、性行為のときなどに強い快楽と多幸感を与えてくれます。

だが残念なことに、この性ホルモンは年とともに減ってくるため、若いころのように「盲目的な恋」に溺れる機会も少なくなり、男性も冷静に相手を判断するようになるのです。

女性が変わったのではなく、実は男性が「冷静」になり事実を見極められるようになったというのが本当のようです。