思い通りにならないこと

「思い通りにならない」という現実に直面すると、その「思い」をもつことの苦しさ、しんどさ、重さに気づきます。
すると「思い通りにならない」ことが別に不幸ではないのだと認識できます。
なぜならその「思い」自体は、脳が勝手に作り上げた「妄想」によるものだからです。

そんな「思い」の真相にふれると、対局的に「希望」が、ふと現れてきたりします。
希望が湧き、不安が少し減ると「ああ、そうだ、これやってみようかな!」という興味が出てくる瞬間が出現します。
さらに進むと、以前は否定していた考え方について「あれ、今なら何となく分かるような気がする・・」と思えるようになったりします。

1日1回、ほんの数分でも「怒ったら損だな」「怒る前に10秒数えてみよう」と思うようになれると、たったそれだけでも人生を変えることができます。
「不安」の奥底に「怒り」があり、「不安」は自分が勝手に作り上げているリアルティーですから、それに早く気づくことができれば「不幸」から脱出することができるのだと思います。