思いやること

死ぬときに幸福な人より

ガン患者さんの中には、良い贈り物を残して去って行った人がたくさんいます。
「ガンになっても生きる希望を捨てない・・」
「自分のことよりも、まず相手のことを思いやる・・」
「病気にもかかわらず、自分より困っている人の手助けをする・・」
自分の最後を、1つのモデルとして提供するのです。
「あの時、あの人は頑張っていた。だから自分ももう少し頑張ってみよう」と、誰かを勇気づけることができるのです。

これがお金ではなく、記憶に残る「贈り物」です。
ガンを患い、再発と転移をくり返して余命宣告を受けている人も、元気で働いている人も「明日死んでもいい・・」という覚悟を持って、1日1日を大切に過ごすのです。