必要なモノ

お金を稼ぐことだけを仕事と思うと、ストレスを感じてしまいます。
家の掃除も洗濯も、人と付き合うのも仕事です。
子供は、勉強することや遊びも仕事のうちです。
お金儲けをする必要のない人も、人生には様々な仕事があるはずです。
人が生きていくことに必要なことが仕事だからです。

欲しいものを得るのはいいことだからと一生懸命になっても、そこには物理的な限界があります。
肉体がつくる限界を超えて物質的な豊かさを求めるのは、幸せにはつながりません。
服や靴を千着以上持っていても、全部を着こなすことは不可能であり、その人は、服と靴の管理人になっているだけです。

人の悩みの多くは、他人と比べて「足りない」と思うことから起こるようです。
「足りない」がゆえに悩むのなら、「足りる」ことを学べばいいことになります。
では、この「足りない」という感覚を無くすにはどうしたらいいでしょうか。
「足りない病」を治す唯一の方法は、「必要か、必要でないか」を考えてみることだといいます。
生きていく上で、これは「必要か否かを判断」するように心がければいいのです。

高価な装飾品のようなモノは、他人に見せて優越感を得るための道具なのかもしれません。