心の強さ

心の強さとは、自分を強く見せることではなく、むしろ素直に自分を出せること。
泣きたいときに泣けて、笑いたいときに笑えることでしょうか。
表面的に満たされるものを探しても、楽しい人生は望めません。
それらは消えやすく、はかないものだからです。
また自分だけ得すればいいという人生も、楽しい人生は送れません。
楽しいことは、「人の縁」がもたらしてくれるからです。

自分を変えたいと思う場合、自分が変わることを自分自身が許していなかったり、他人が作り上げた「あなたのイメージ」を裏切ってはいけないと思うと、簡単には変えられません。
自分を変えるには、相当強い意志と決意が必要になります。

社会では人間を競わせ、ランク付けすることを日常的にやっています。
しかし、人と結果を競っている限り不安は無くなりません。
たとえ今回は勝ったとしても、「次も勝てるのか?」という不安がつきまといます。
本来、人間に優劣なんてありません。
あるのは「個性の違い」だけです。
それぞれ生きていくペースや、快適だと感じる条件が違うだけです。
自分の生き方を受け入れ、備え持った個性を輝かせていくという人生を選択した場合、他人は敵ではなく、自分の個性を教えてくれる貴重な存在になります。

本来私たちは、誰かの役に立ちたいという願望を心の奥に持っています。
誰かの役に立っているという実感が、自分の存在価値を見出し、生きがいになるからです。
どんな時も相手の立場に立って考えようと心がけ、誰にでも誠意を尽くしていけば、人生に損した得したという駆け引きはなくなるでしょうね。