心の安らぎを唯一の目標に

「心の安らぎ」をただ一つの目標にすることは、生きるための最も強い動機付けになるでしょう。
「心の安らぎ」のためには「許す」ことが必要になります。
「許し」は、自分の誤った見方を正すために、そして内なる恐れを手放しやすくするための手段になります。

自分のことを考える時、「自分が得するには・・」ではなく、「自分の心を満たすには・・」と考えるといいようです。
また他者のことを考える時には、「もしかしたらこの人は、恐れに苛まれていて、愛という形の助けを求めているのかもしれない・・」と考えてみます。
「他人から何かを得るべきだ」と考えてしまうと、望むものを手にできるのであれば相手を大事にしますが、手にできなければ相手を憎むことになりかねません。
何かを得ようという動機の行きつく先は、葛藤と苦悩です。
一方、与えようという動機には、相手から何かを期待するということはありませんし、自分のできることをやってあげよう、という純粋な気持ちになります。

私たちが与えることに専念し、相手を変えようという願望を捨てたとき、「心の安らぎ」が訪れるといいます。