幸運の扉は目の前に

オグマンディーノは、何でもする前に諦めてしまう人たちは、幸運の女神から見放されているわけではありません。
「幸運の扉が目の前にあるのが見えないのです」と言いました。
そして、たった1つの確かな成功の手段は、どんな仕事をしていようと自分が期待されていること以上の奉仕をすることだとも言いました。
これは人に「仕事中毒」になりなさい、と言っているのではなく、お金に換算できない「無償の行為」が持つ力のすごさについて語っているのだと思います。

人の心は「庭」のようなもので、ガーデニングの仕方でどうにでもなります。
賢明になるように耕すこともできますが、荒れるがままに放置することもできます。
面白いことに、耕しても放置しても庭は(心は)何かを生み出します。

幸せとは、すでに自分が与えれているものに感謝し、楽しむことです。
一言でいえば「足るを知る」ということになるのでしょうか。
どうして「足るを知る」ことが難しいかといえば、資本主義の世の中では、新しいものをどんどん作って消費者に買ってもらうことにより成り立っているからです。
多くの人が「足るを知る」ことを知ってしまったら、資本主義は成り立たなくなるからです。

でも幸せを感じたければ、まず「今あるものに感謝」することから始めなくてはいけません。