平凡な日常に勝るものは無い

ホスピス医の著書から

多くの患者さんは、死が近づくにつれ自分の人生を肯定するようになります。
たとえそれまで
「自分の人生には華々しいことは何もなかった・・」
「つまらない人生だった・・」
と思っていた人でも、
「自分なりに地道に働き、会社の役に立った!」
「家族の幸せのために、一生懸命がんばった!」
と考えるようになるのです。
そして人は、死が目前に迫って初めて
「大切な人たちと過ごしてきた日々」の価値に気づくのです。

どんなに成功していたと思われる日々も、「平凡な日常」に勝ることはありません。
「ただ生きているだけ」で、十分な価値があるのです。