寛容な気持ち

寛容さというのは「心が広く、他人を厳しく咎めないことであり、人を受け入れる気持ち」のことです。
寛容さにはモノを人に分け与えるといった行為に限らず、「親切」や「やさしさ」や「笑顔」を人に分け与えるという意味も含まれます。
人にあげればあげるほど豊かな気持ちになり、ご褒美が転がり込んでくると言われています。
「何の見返りがなくてもいい、相手が喜んでくれればいい」と思ってする行為には、必ずお返しが返ってきます。
「自分の分さえ足らないのに、人にあげることなど不可能だ」と思ったとしても、そこで何かできることは、きっとあるでしょう。
困難なときに人に尽くせない人は、楽なときでも人に尽くすことはあり得ません。

このように寛容な姿勢を心がけ、親切とやさしさを、できるだけたくさんこの世に送り出すようにします。
寛容な姿勢は、いろいろなものに影響を及ぼしていくので、最終的には全部自分に返ってくるといいます。

私たちが毎日している親切、たとえば「淋しそうにしている人に話しかける」「コンビニなどで、待っている人にドアを開けてあげる」「家庭で職場でそっと掃除をしておく」など、たくさんありますね。
私たちは結構、寛容な心を持って生活しています。
誰に気づかれなくても親切になれるのは、私たちの中に「より高い次元の自分」がいるからです。
もう1人の「低次元のエゴ」は、人から褒めてもらいたがります。
それも強烈に。
でも親切は、自分の胸の中にしまっておきましょう。
言いふらす必要なんてありません。
だって親切にした後は「気分がいいんです」から。