子供と一緒に成長していく

理想的なしつけは、完ぺきな親によってしかできないものでしょうか。
そんなことはありません。
なぜなら、完ぺきな親なんて存在しないからです。
親といっても、ちょっと前まで子供の延長みたいに生きてきたはずです。
ところが子供を授かった瞬間から、はじめて父や母という、言葉だけの「親」となったわけです。

親と言っても、子供の延長みたいなものです。
そこから不器用かもしれませんが、親も子供と一緒に人生を刻み始めるのです。
ですから、「親も子供と一緒に育っていこう」という謙虚な気持ちで歩んでいけばいいのでしょう。
大切なことは、親が育たないと子供も育つことはできないということです。

「私は親だから子供を育てているんだ」と思うと間違いを起こします。
「子供がいてくれたから、自分も親として勉強し成長できた。生まれてきてくれてありがとう!」となるわけです。
子供に「こうなってほしい」と思うのなら、まず親の自分が「そうして見せる」のが一番です。
子供に勉強してほしければ、まず親が「勉強する姿」を子供にみせればいいわけです。
親がテレビを見ていて子供に「勉強しろ!」と言っても、??です。

親が机に向かって本を読んでいれば、子供は興味津々で聞いてきます。
「なにを、勉強しているの?」と。