子どもの心 SOS

思春期の子どもは皆、同じ不安を抱くと言われています。
不良と言われる人も例外ではありません。
「自分は必要とされているのだろうか?」
「自分のありのままを認めてくれるのだろうか?」
子どもは、どこかで救いを求めているようです。

今の子どもを巡る問題の根っこは、「自分は誰からも必要とされていない」「自分は存在価値がない」という、自己肯定感の低さだと言われています。
その背景には、周囲から存在を否定されて、何度も深く傷ついた体験があるようです。
この気持ちのまま、人間は生きていくことができません。
だから自殺を考えたり、引きこもったり、逆に暴力をともなう反撃に出たりするのだといいます。

「甘えるな」という甘えの否定と、「わがままだ」という自立の否定、この二つの言葉ほど子どもを追いつめている言葉はないそうです。
この言葉が、子どもの自己肯定感を低くさせているのです。