嫌味っぽく叱っていませんか

叱るにつけ、褒めるにつけ、お母さんが陥りやすい欠点は嫌味っぽいということかもしれません。
「遊びに行くときはやたら張り切って、その元気を少しは勉強にも向けたら・・」
「へえ、90点も取れたの。今度のテストは簡単だったんだね・・」
「自分から進んで勉強するなんて、珍しいわね。雪でも降らなきゃいいけど・・」
こんな風に言ったことはありませんか。
「勉強もきちんとしなさいね・・」
「今度のテストはがんばったね・・」
「自分から勉強を始めて偉いわね・・」
と言えば、すむ話です。
嫌味っぽいことを言われて、なおかつ、やる気を失わない子がいたとしたら、よほど強い精神の持ち主か、お母さんを全く無視しているかのどちらかです。

我が子に対して無遠慮に扱ってしまうのは親の常かもしれません。
でも「親子なんだから分かってもらえる」と思っているとしたら、あまりにも一方的かもしれません。
子供も独立した1個の人格をもった人間です。
親子とはいえ1対1、人間同士のつながりを意識していかないと、あっという間に大きくなった子供の反撃で、あっという間に立場は逆転してしまいます。