失敗はありません

エジソンの例え話しがよく話題になります。
例えば電球を発明する際、発行体のフィラメントに使える物質を探し出すのに、世界中から4,000種類もの物質を集め、その1つ1つを実験で確かめていった、というような話しです。
当然、そんなに簡単にうまくいかないわけですが、2,000回ほど失敗を繰り返した時に、周りから「もう、そろそろ諦めた方がいいよ」と忠告されます。
でもエジソンの脳は「もうすでに2,000種類も確かめた。もうじき、捜し求める物質に会えるだろう」という反応だったといいます。

この話しの結論は、「世の中に失敗」というものは存在しませんよということです。
自分が「失敗」だと認め、あきらめた瞬間に、それが失敗になるんです、というものです。
簡単に言えば、物事に真剣に取り組んでいるうちは、失敗というものはないということです。

どんなに強いボクサーでも、いつかは敗れるときはきます。
競争の世界では、どんなに優秀な人でもいつかは負けるときがきます。
勝つという「優越性の価値観」や、勝って「自分だけを喜ばせる幸せ」の追求しか考えずに歳を重ねていくと、ある日突然「自分を支えているものが何もない・・!」という事実に気づいてしまいます。
それは精神的にも大変きつく、つらいものになります。
そうならないためにも、少しずつでいいですから「自分以外の人に喜んでもらえる」ような生き方を模索してほしいなと思います。