大黒柱

わたしの落書帳から

周りを見ると、たくさんのモノを手にして優雅そうに生活している人はいくらでもいる。
ゆえに、他人と比較して幸せを感じようとするとつらくなるのだ。

若いうちは給与明細を見て、この倍は稼げるようになりたいと思っていた。
お金を貯めて「いつか独立して見せる!」などと思っていた。
やがて月日が流れ、若いころの2倍の給与をもらえるようになった。
そのときの感情は喜びではなく、何とも言えない不安だった。
長期にわたる家のローン、教育費、そして歳を重ねた自分の健康、はたまた会社は無事に生き残っていけるのか・・・。

こういった感情は、自分の大切なことを決めていないからこそ起こるもの。
「自分の人生を使って、何をしようとしているのか?」
「自分は何のために生きていくのだろうか?」
心の中に大黒柱がでんと構えていれば、心はぶれないのだが・・・。