努力はしても結果にこだわらないこと

気にしないとは「どうなっても構わない」という無関心な態度です。
それに対して執着しないとは「自分にできることはすべてやった。それで結果が伴わなくても、それでよし!」とする態度です。
「何が何でもこうでなければいけない!」と結果にしがみつくと、全力を尽くした後も、残念な結果に終わった後も、悔恨だけが重くのしかかります。

精一杯やって、結果にこだわらなければ精神的に解放されます。
最大限努力した後は成り行きにまかせるので「別のやるべきことをしよう」と、考えを切り替えるこことができます。

私はお客さんに保険の相談をされますと「その方にとっての最良の提案」を考えます。
それをお客さんに説明して、納得してもらうと自己満足できますので、あとはお客さまからの連絡を待つようにして、この件は忘れるようにします。
そして、次にやるべきことに頭の中をギアチェンジするのです。
すると忘れたころに、前にお話ししたお客さんから連絡が入ることがあります。
正直、その方に何をお話ししたのかを忘れていることもあるくらいです。
私は、お客さんが喜んでもらえる「提案を考えている時が大好き」なので、お客様に提案を終えると、この仕事は一段落したと思えるのです。

「与える行為は、それ自体が報酬」という言葉があります。
与える行為は、受け散る側を助けるだけでなく、与える側も豊かにします。
与えるというエネルギーを循環させていれば、いつの日にか自分が与えた以上のエネルギーを受け取ることができます。
これは私も実感しています。