免疫力を高めるために

ハーバード大学で行われた研究に、「マザーテレサが親切な行動をしている50分のビデオを132人の学生に見せた場合、どういうことが起きるのか?」というものがありました。
まずビデオを見る前に学生の唾液を採取し、その中に含まれる免疫成分の量が調べられました。
そしてビデオを見た後に、免疫成分がどのように変化するかを調査したのです。

その結果、免疫成分の量はマザーテレサのビデオを見ることで大幅に増えました。
さらに免疫成分の量は時間を経過しても減ることは少なく、免疫成分は多かったといいます。
研究者は、学生たちが映像のテーマである「愛ある人間関係」について深く考え続けた結果、学生の気持ちが高揚し、免疫成分の量が増えたと結論付けました。

この結果で分かったことは、「親切や気遣い・思いやり・愛情・ぬくもり」などに接すると、免疫系は活性化するということです。