価値観を見直す

今の日本では、個人の家庭生活よりも会社での職場生活が優先されている傾向にある気がします。
ドイツでは、夕方5時になると社員は全員さっと帰宅するそうです。
どんなに沢山の仕事が残っていても、翌日の8時から働けばいいと考えているからです。
残業すればお金は稼げますが、それよりも家族そろって夕食をとることのほうが大切なのだということです。
生活をするための資金は大切ですが、家庭を犠牲にしてまで働くことはない、という価値観です。

人間の価値観は実にさまざまです。
中年期に差し掛かってきたら、今までの「自分の価値観を振り返って問い直す」ことが重要な仕事になります。

そのためにはまず、自分が大切だと思うことを挙げて優先順位をつけてみます。
家庭の団欒
自分や身内の健康
仕事
子供たちの進学
貯蓄
自分の趣味
友人関係
など、自分が気になる項目をいくつか列記してみます。

次にこの1週間、自分がどの項目に一番時間を割いたのか振り返ってみます。
例えば、「家族の団欒」を優先順位の1位に挙げたとしても、家族と語り合ったり、触れ合ったりする時間よりも、自分の「趣味」に費やした時間の方が多かった場合、家族の団欒を1位に挙げるのは間違いだったことになります。

その上で、家族の団欒を1位と考える価値観を優先させるためにはどうしたらよいのか、今までの生活様式を変更する必要があるのか否かなど、じっくりと見つめ直すことが大切になります。
こうした努力が、新しいライフ・スタイルを創造していくのに非常に有効で有益です。
豊かな老年期は、こうした努力抜きでは迎えられません。

私は・・反省!しています。