依存

相手を信じることのできる人は、思いやりを持ち、深い人間関係を築くことができます。
ギブアンドテイクの喜びを知り、和することを大切にできます。

幼少期に甘えが満たされないとき、甘えを満たしてくれない相手に怒りが生じ、それが高じると、自分は甘えをもらえるだけの価値のない人間なんだと思ってしまいます。
そういう人は、相手を信じることも、甘えることもできないので、人間関係が希薄になり、淋しい人生になります。
攻撃的になったり引きこもったり、すぐ人と敵対する人もいます。

今日コンニチ、人間関係が希薄になってきていると言われています。
人との関係で、甘えなくなった(甘えられなくなった)ということです。
その結果、何かに依存して生きていく人が増えていきます。
アルコール、ニコチン、薬物に依存する人は以前からいました。
今日では、スマホ依存・買い物依存・仕事依存・恋愛依存・ストーカーなど、あらゆるものが依存の対象になっています。
これらの依存症に共通するのは、いくら何かに依存しても、真の安心感、満足感は得られないということです。

本来は、親子や夫婦、友達など、甘えていい人たちに甘えることで、真の安心感、満足感を得ていたのです。
この人間関係が許されなくなってきているので、本来甘えるべきところではないものに、依存せざるを得なくなってきているのです。