他人の幸せ

世の中の誰もが幸せになりたいと願っています。それゆえに、自分を幸せにしてくれることを探して生きていきます。
ところが、そんな便利なものはそう簡単には見つけられません。それゆえ多くの人は、なかなか幸せな気分になれずに苦しむことになります。

一方で、この世の中には少人数ですが「世の中の誰かを幸せにしたい」と願っている人たちがいます。
そういう人たちは、自分が「幸せにできる人」を探しています。
何か楽しいことをしてあげられないかな、何か手助けすることはないかな、そう考えて生きています。

自分の都合だけ考えて生きていると、他人のことはあまり考えなくなります。
町を歩いていても、他人の邪魔にならないかなとは考えずに、自分が歩きやすいように歩きます。
自分が食べたゴミをゴミ箱まで持っていくのが面倒なので、ゴミを道に捨てます。公共の場が汚れることより、ゴミを持っているのが煩わしいからです。
そして少しでも儲かるようにと、自分にとって一番都合のいいものを探そうとします。

「他人の幸せを願う人たち」にとっては、これ以上チャンスに満ちた輝けるときはありません。
手助けしたい人が、世の中に溢れているのですから。
一度「他人の幸せを願う人」からやさしくされた経験を持つ人は、「他人の幸せを願う人」たちを離さなくなります。
「他人の幸せを願う人たち」は心のオアシスだからです。

 それゆえ、「他人の幸せを願う人」は自然と潤っていくのです。